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Astrology

木星が蠍座入りしました

Category:占星学・アラカルト

昨年9月9日に天秤座入りしてから約一年、今日、木星が蠍座に移行しました。
木星というのはもちろん大吉星なので、一般的には大歓迎される惑星です。
ですから、今までは天秤座とはっきりした角度を取る活動宮にとっては割とメリハリのある一年だったと思います。
でも、今日からのほぼ一年間(2018年11月8日に射手座に移行します)は、どちらかというと、不動宮にとっていろんな意味で変化が起きる時期ではないかと思います。
ただ、木星はやみくもに幸運をただ運んでくるよいうようなタナボタ式の惑星ではありません。今まで努力をしてきた人には比較的明確に良いギフトがやってきますが、努力を怠ってきた人には、ただ甘くなってしまうだけの惑星です。
そして、病気などよくないことが起きている人にとってはむしろそれが「膨張」してしまうなど、かえって広がってしまうことにもなりかねません。
一対一の社交的な関係性を重視する天秤座から、同じく一対一でも深く関わろうとする内面重視の蠍座に木星が移行するということは、表面的な楽しみよりも、ぶれない中心的なものが必要になってくる一年と言えます。
木星以降期に入ってすぐに総選挙があるということで、まさに、「ホンモノ」「ぶれない方針を持っている人」が選ばれるのではないでしょうか?

みなさんはご自分のホロスコープでどのハウスに木星が入るかで、概ねそのハウスにおいて詰めが甘くなりやすいので、そういう時こそ努力をすべきであるという星の暗示だと思ってください。
ただ、私自身はちょっと前から11ハウスに入っていますが、そのころから友人と会うことが多くなってきています。
それ自体は本当に楽しいことですし、木星天秤座の時期は本当に仕事と健康にしか関心がなかったような時期だったのですが、ようやく友達と会いたいとか、遠出をしようとか、そういう気持ちになってきています。
でも、同時にこれは、仕事を一生懸命してきたことから、ついつい友達との楽しい談笑にかまけてしまうという危機感をも教えてくれています。
今までほとんど遊んでこなかったせいもあって、反動で遊びたい病がすでに生まれています。
ただ、11ハウスは友人関係と同時に未来の願望が叶うハウスでもありますし、愛されるということを実感できるハウスでもあるので、夢を持ってそこに向かって努力するということはし続けていかなければいけません。
不思議と、木星がハウスをまたいだころからそのハウスの良い面が生きてきているという実感はあります。
私はもともとの木星も蠍座にあるので、来年2月末ごろには、ジュピターリターンにもなります。ただ、12ハウスなので表だって何か良いことが起きるというよりは何かしらホッとできるような癒しの貢献ができるような、仕事面でみなさんのためになるようなことが発信できるかもしれません。

11ハウスを惑星が通過する時期は総じてみなさんにとっても、最も良いことが認識されやすい時期です。
これからの一年を、有意義なものにしていきたいと思います。
みなさんも、木星が入るハウスでの更なる努力を重ねて、甘くならないようにすれば木星は必ずギフトをくれますよ。

ちなみに画像はあるニュースから拝借したんですが、なんとこんな雲が発生したそうです。本当に火の鳥みたいですよね。
幸先が良いので添付しておきます。

Keyword:蠍座木星トランジット

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