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Astrology

月の持つ性質その6 乙女座の月

Category:占星学・月の12星座分析

太陽はいざというときの行動や本音ですが、月は普段から外に出やすい気質といえます。人は社会においては地のままでは社会生活を営めないので、どの人も多かれ少なかれその場に合わせて自分を作っているというか、そうせざるを得ないと思います。
乙女座に月をもつ人は、ついつい人のあら捜しや批判をしてしまうため、「小姑的」な性格だと時に敬遠されることもあるでしょう。「どうしてどんな細かいところまでチェックしているの!?」というようなところをビシバシチェックしてきます。
ただ、同時に、自分が他人からどう見られているかということも非常に気になる、いわゆる「小心者」でもあります。人目を気にしてしまうがために、大きな冒険ができなくて「あとでいいです」なんて遠慮をしているうちにチャンスを失うなどということも多々あります。
しかも、人にも厳しい目で見るなら、自分にも厳しくすべきなのに、そこは結構姑息で、自分を予め過小評価しておいて、相手に「そんなことないのに」と言ってもらうことで自信をつけたがるところがあります。自分に確固たるものがないから、誰かと比較しては一喜一憂してしまうようなところもあります。
とにかく心配性で、まず最悪の事態を想定しておきます。そして実際はそれほどでもなかったと安心したいという典型です。降水確率30%以上だとまず傘を持っていくタイプでしょう。心配性なのでとにかく小言が多いのも特徴です。眉間にしわを寄せて「早くしなさい」「~しては駄目」と禁止令や命令形ばかりになってしまうお母さんに多いタイプです。
そのくせ、「そんなことどうでもええやん」と誰かに言われたら即座にシュン、となってしまいますからもっと信念を貫くべきかと思います。とにかく典型的な「木を見て森を見ず」のタイプで、枝葉が気になり、物事をマクロに捉えることが下手です。
明日の1万円より今ある千円を大事に思う人ですから、大きな間違いは少ない分、でっかいこともできません。
未来な何が起きるかわからないからワクワク・・・なのが射手座、双子座などの月ですが、乙女座の月だと、未来は何が起きるかわからないからおちおち寝てられない・・・になってしまいます。そのくせ人の不幸には意外と鈍感で、自分が皮肉めいた言い方をしている割に相手が傷ついても笑っていたら「大丈夫、大丈夫」などとピントのはずれたことを言ったりする一面も。
「どうしよう~」なんて言いつつ飛び込み台を見て怯えている時間は長いですが、そこに後ろから怪物が追いかけてきたら即座に飛び込んで比較的涼しい顔をして泳いでしまうようなところがあります。
ただ、この月には計算高さはなく、不器用なまで正直なのです。だから皮肉や批判に取られてしまうことも多いのです。
本当に気を使うということは、相手にアナタが気を使っているということをわからせない気配りのことなのですが、この月はそれはまるでダメです。明らかに自分が良く思われたいという意識において、気を使っている場合がほとんどです。
乙女座の持つロマンチックな感性や、鋭い分析能力に自信を持ったら非常に魅力もあるのですから、「自信がない」「だって・・・」「でも・・・」という口癖はやめたほうがいいでしょう。自らが前に出て目立つよりも、誰か目立つ人の後ろでしっかりと着実に動くNO2的な役割がとても向いています。
自然体でいる時の月の乙女座は本当に乙女のように純真で、正しい理論の持ち主ですから、とにかく自分にもっと自信をもつことでしょうね。基本的に純粋で本当のことしかいえない人柄ですから、決して相手を裏切ったりはしない誠実さを併せ持った「かわいい」人です。

芸能界では大胆に見えても細かさがなかったらできないだろうなというような仕事をする人ばかりのように感じます。
男性ではまず、存在感のあった小泉純一郎元首相、世界のイチロー、故人でもまだ人気の衰えない石原裕次郎、ミュージシャンでも桑田佳祐や玉置浩二、坂本龍一など女性的な感性でなきゃ書けないような曲を描きますし、俳優さんでも赤西仁、椎名桔平、オダギリジョー、福山雅治、ユースケ・サンタマリア、堂本剛などどことなく母性本能をくすぐるタイプが多いようにも思います。
女性では意外な人が勢ぞろいで、天海祐希、上戸彩、小西真奈美、杉田かおるや桃井かおり、真矢ミキなどお酒強そう~!という面々です。
本当は気配りできる人だけれど、照れ隠しで男っぽく振舞うような人が多いのではないでしょうか?

Keyword:乙女座

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