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Astrology

子供っぽい人

Category:有名人ホロスコープ分析

またまたツイッターでの発言がもとで、番組降板、さらには事務所を辞めるなど、一躍「時の人」?になってしまった俳優の山本太郎さん、真相はいかに?という面もあるので、どんな星なんだろうと観てみました。

なんと・・・想像はついたのですが、地の星がひとつもない!
しかも、水の星が10惑星のうち6個で、火が3個、水と火がほとんどですから、ひとことで言って「熱い」タイプで理論的に考えて行動しているというタイプではおよそなさそうです。

要するに、短絡的に行動してしまうタイプで、決して悪人ではないですし、優しい人だと思いますが、「もう少し考えてから行動しよう」と、通知簿に書かれそうなタイプでしょうね。
さらに、彼の星を観ていて気付いたのは、0度~9度までの最初の度数が多いことです。
以前書いたかもしれませんが、第一デークにあたるこの度数にある惑星は、惑星のある星座の意味が強く出るのです。ただし、悪く言えば赤ちゃんに近い星で、幼稚というか、単純なのです。
芸能界で生き残るには、あまりに「強かさ」とはほど遠い性格で、後先のことも考えず、損得勘定もまるでなく、ただ感情で突っ走ってしまった結果が今回の一連の出来事だったと思います。

なぜだめなのか、だったら他にどんなことをすればいいのかというような具体策もなく、ただ「原発反対」と唱えてしまったがために、自分の役者生命を終わらせる羽目になってしまい、なんだかただのパフォーマー扱いになってしまった感があります。

射手座・月魚座というだけで、「いい人」なのはわかります。決してあくどいことはできないし、計算高さもありません。思ったことを言い、思ったことをするというタイプなだけです。
でも、やはり第一デークの星が6個もありますから、総じて「単純」なのです。
つまり「少年がそのまま大人になった」と言えばカッコいいですが、「子供っぽい」わけです。

その昔彼は17歳の時、「天才!たけしの元気が出るテレビ」でとんでもない踊り?を披露していました。
「メロリンQ」なるその踊りは、さすがにここに貼りつけるにはちょっと・・・なんですが、それはもう、体を張ったパフォーマンスとしてはなかなかうまいのです。
この芸風をもっと別のものに生かせばよかったのに・・・俳優さんとしては今イチでしたね。
確かにこの頃の純粋さをそのまま維持しておとなになってしまった感じの人です。

水星と火星がコンジャンクションなので、つい、口が滑る・・・という感じでしょうけど、このコンジャンクションは
月と土星でグランドトリンを水の星で形成していますので、根強い人気は得ることはできるはずです。
でも、グランドトリンの悪い面が出てしまいました。安易に考えてしまい、そこそこの知名度になったので、安心して役者としての自分を忘れて、思いこみで行動してしまったように感じます。

まあ、それでもあまり懲りなさそうな星ではありますが、子供っぽいホロスコープの一例だなと思いました。
その後どうなるかはわからないですが、天性の目立ちたがり屋だし、ナルシストですから、何らかの形でメディアに登場してくるのではないかなとは思いますけど。と思っていたらなんと議員さんになりました。そして、あらゆる場面でパフォーマーのように登場するし、一時期「山本太郎となかまたち」なる政党名がまかり通るんだと思うともう、笑えてしまいましたが・・・。

まあ、個人的にはしたたかで世渡り上手な人間より、なんか人間味があって、案外面白い人なんだなと思いましたけど、決して彼の行為をカッコいいとか、支持するというのとは少し違うと思います。

何事もプロであるということは、やはり地に足がついてないと、難しいですね。

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